
巻き⽖・ピアストラブル
巻き⽖・ピアストラブル
耳ピアス・へそピアス・軟骨ピアスの穴あけの施術前には、カウンセリングを行い、ピアス穴の位置決めを行います。
耳たぶのファーストピアスは複数種類からお選びいただけます。
耳たぶの場合はピアスガンを使用して施術します。施術前にしっかりと冷却を行うため、痛みはほとんどありません。
軟骨・おへその場合は医療用ニードルを使用して、ピアス穴を作成します。局所麻酔を使用しての施術のため、ほとんど痛みを感じることなく穴を開けることができます。
治療法 | ピアスの穴あけは公的医療保険が適用されない自由診療です。 |
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標準的な費用 | 1部位6,600円〜 |
副作用 | 準備中 |
注意点 | 準備中 |
ピアス穴の感染
ピアス穴から滲出液がでる場合は感染が考えられます。ピアスをはずして抗生剤を内服することで素早く炎症は消退しますが、ピアス穴はふさがってしまいます。当院ではシリコンチューブを留置しながら抗生剤を投与することで、可能な限りピアス穴を残すよう治療を行います。
接触皮膚炎
ピアスの金属に対するアレルギーで皮膚炎を起こす場合があります。ニッケルやコバルト、クロムなどが原因になっていることが多いようです。この場合もピアスをしばらく休み、その間ピアス穴がふさがらないよう、シリコンチューブを留置します。
ピアスの埋入
ピアスの飾り部分やキャッチが埋まって取れなくなった状態です。自分の耳に合っていない短いピアスを使用したり、化膿や接触皮膚炎を放置することで起こります。局所麻酔で痛みをとり、埋まったピアスを取り出します。この場合もピアスをしばらく休みます。その間ピアス穴がふさがらないようシリコンチューブを留置します。
ケロイド
ケロイドとはピアスホール部分が赤く硬く盛り上がるもので、徐々に大きくなっていきます。自然になくなることはないので早めに受診してください。ケロイドの最大の特徴は盛り上がりの部分を切除しても再び盛り上がりができてきやすいことです。当院ではトラニラストや漢方薬の内服、ステロイドテープの貼付、ケナコルト注射、場合によっては再発のリスクを理解していただいたうえで切除手術を行うこともあります。
ピアス穴修正
ピアス穴の位置が気に入らない、ピアス穴が広がりすぎたなど、なんでもご相談ください。
耳垂裂
耳垂裂とは耳たぶが裂けてしまっている状態で、原因には先天的なものとピアスによるものがあります。ピアスが引っかかって裂けてしまった、重いピアスを付けていて徐々に穴が広がって切れてしまったケースが多いです。当院では、裂けたキズ部分の皮膚を切除して丁寧に縫合して正常な形にもどす治療を行っています。なお、ピアスによる耳垂裂は保険がききませんので自費診療になります。※耳垂裂は自然にふさがることはありません。ピアス穴が裂けている状態が続くと、裂けた部分が瘢痕化してしまいます。瘢痕化した部分が広くなると皮膚切除の量も増え、きれいに治せなくなってしまうこともあります。耳垂裂は自然に修復されることはありませんので、なるべく早くご相談ください。
巻き爪とは、足の指にある爪の両端の先端部が、大きく内側に湾曲した状態を言います。負担のかかりやすい親指の爪が巻き爪になることが多いのですが、その他の指の爪もなることがあります。
巻き爪が進行すると、肉の部分に曲がった爪がどんどん食い込み、次第に激しい痛みを引き起こすようになります(陥入爪:かんにゅうそう)。
さらに、曲がった爪に巻き込まれた皮膚が化膿してしまい、歩くことが困難になる場合もありますので早めの治療をおすすめします。
また、巻き爪の痛みから足をかばおうと、いつもとは違った歩き方をしてしまうために、足首や膝、腰にも負担がかかり、捻挫や膝痛、腰痛の原因になるケースもあります。
巻き爪は主に「間違った爪切り」「爪への過剰な力」「指に力がかからない状態が長く続くこと」などが原因です。
間違った爪切り
間違った爪切りで多いのは深爪です。深爪をしていると、足の指に力が加わった際に、爪の先の皮膚が力を受けて盛り上がります。その結果、爪はまっすぐに伸びることができずに、厚みが増したり、両端が巻いたりしてきます。爪の両端をわずかでも切り残してしまった場合には、その爪がとげのように皮膚に突き刺さり、痛みや炎症を引き起こす「陥入爪(そう)」の原因になることもあります。その痛みを何とかするため深爪を繰り返すと、症状は悪化してしまうので注意が必要です。
指への過剰な力
指への過剰な力がかかるのは、「外反母趾(し)がある場合」や「足の形に合わない靴を履いている場合」などです。歩行時、地面からの力が親指に加わるだけでなく、人差し指によって上からも押されるなど、足の指に過剰な力が加わるため、親指の爪がまっすぐ伸びることができず巻き爪になります。一方、膝が内側に入って歩く癖がある人も、親指に横から過剰な力が加わるため、これも巻き爪につながってしまいます。
指に力がかからない状態が長く続く
「足の指に力を入れずにぺたぺたと歩く癖がある人」や、「寝たきりの人」など、親指に体重がかからない状態が長く続く場合注意が必要です。本来、爪は丸まっていく性質があります。通常は歩行時に地面からの力が加わることで、爪は平らになりますが、力が加わらない状態が続くと、爪はどんどん巻いていってしまうのです。つま先を外側に向けて歩く癖がある人も、足の指をしっかり地面につけないために、爪への力が十分に加わらず、爪が巻いてしまうことがあります。
皮膚科やフットケア外来では、爪の形を矯正して痛みを取り除く治療が行われます。
軽傷の場合、「クリップ法」で爪を平らにしていきます。
重傷の場合には、爪の先端に穴をあけて金属製の細いワイヤーを通す「ワイヤー法」が行われます。何れの方法も、爪が伸びてくるため1~2ヶ月に1回程度付け替える必要があります。
ワイヤー法
爪に形状記憶合金ワイヤーを取り付け、ワイヤーが元に戻ろうとする力を利用して巻き爪の食い込みを引き上げる方法です。爪の食い込みによる痛みを軽減しつつ、ワイヤーが日常生活の邪魔にならないようにコーティングして矯正してきます。巻き爪の厚さや状態により違いますが、2~3ヶ月で良くなる人もいれば、半年やそれ以上かかる人もいます。巻き爪の状態に応じた技術と経験が必要な対処法です。
ガター法(炎症がある場合)
チューブを小さく切り、縦に切れ目を入れたものを爪の側縁に挿入し固定します。挟んだチューブが食い込んでいた爪との緩衝剤となり、数日で痛みや炎症は消失します。特に痛みや炎症が強く、肉芽がある場合にもよい適応となり、これにより肉芽の縮小が期待できます。巻き爪を合併している場合は、同時にマチワイヤを挿入することをお勧めします。
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