中学受験その後・・・置かれた場所で咲きましょう
6年生の皆さんはそろそろ文化祭も見終えて、説明会や模試に忙しい頃なのではないでしょうか? 私も再来年長男の受験になりますが(考えただけでも恐ろしい)、文化祭見学にも行っていなかったような初めて行った学校、滑り止め以下の偏差値の学校を選んで入った長女、最初は腐っていましたが、中学校ライフがはじまったらすっかり女子校カラーに染まってしまいました。もともと女子校志望だったのですが、女子中心の気楽な生活が楽しいようです。

無理して偏差値の高いところに入ったわけでもないので、成績も中くらいで頑張れば頑張っただけの成果が出てやる気もでるようです。受験前より勉強するようになりました。ほっっっっ。ただ、携帯を与えたら夜中にクラスラインでだらだらしゃべりながら宿題をやっていたので、夜8時以降は携帯は仏壇に供えさせることにしました。これによって、かなり成績は上がりました。
次は息子の番ですが、嫌いな算数をやらないため朝出勤前が大バトルです。最近は寝袋に入ってシャットアウトしています。休みの日に鬼特訓をしなければいけないのですが、私は鎌倉殿をBSで見るほうが優先順位高いので悩ましいところです。私が中学生の時に独眼竜政宗という大河ドラマをやっており、渡辺謙さんが正宗役をやっていましたが、もう毎回大興奮でクラスメートと語り合ってました。それ以来の傑作だと思っています。
私は公立中に行きましたが、公立中に行く意義は娘と比較してもなんと言っても多様性を学べることです。受験で中高一貫校に行っても学力も高く経済的に恵まれた家庭の子が多いのですが、公立中はもともと小学校の時の友達が思春期を迎えていろいろ変わっていく上に、30年後に同窓会をやっても専業主婦になっている子、トラックの運ちゃん、飲み屋のママ、サーファー、銀行の支店長、怪しいブローカー、などなど、医者をやっているだけではお目にかからない多種多様の友達と当時のままではしゃげます。とても楽しいです。当時の担任の先生ともSNSでつながっていたりします。その時は反発していた先生の正直な気持ちを理解することができたり、感慨深いものがあります。
これから受験を迎える皆さん、努力して第一志望に受かることが一番大切ですが、もし残念なことがあっても、そこが自分に一番合っているところかもしれません。努力はきっと色々な形で報われますので、精一杯頑張ってください。(私は中学で塾に入ったときに、一発でそこの校舎の一番いいクラスに入ることができましたので、まぁまぁ塾無し中学受験でも実力はついたんだなぁと思ったものでした)