お医者さんになるには?
つい先日、娘の卒業式がありました。院長の娘も無事卒業できました^^;

卒業式の前には「巣立ちの会」という、先生や親への感謝の気持ちを表す会がありまして、コロナで時間短縮になったのと、診察日なので行かないつもりでしたがどうしても来て欲しいということで、午前予約診にさせていただきました。ご迷惑をおかけしました。中でも将来の夢を一人一人宣言する場面で、うちの娘は「みんなを笑顔にできる楽しい人になる」←お笑い芸人か? と宣言してましたが、「医者になる」という児童もちらほら。
お節介な私の娘は、某名門女子校に合格したクラスメートでお医者さんになりたい子に「お医者さんブラックだからやめた方がいいよ」と前職での母の姿を見て進言したようですが、さすがその子はそれだけでは意志は変わらず。産婦人科医になりたいみたいです。がんばれ!
私は医者って、偽善者、嘘つき、と思っていてなりたくない職種No.1で、理学系研究者になりたかったのですが、親とすったもんだあり、医学部に入ってわかったことは、別に偽善者になりたくなくても、嘘つき医者にならなくても、研究者になったり、教職についたり、ベンチャー立ち上げたり、色々な道があるということです。結局医師免許は普通に取り、皮膚科医となりましたが、分子生物学教室で5年ほど黙々とシミの原因になるメラニン細胞や皮膚の細胞の癌化などの研究していました。そこは、医師以外の研究者もいるのですが私はもともと家が金持ちではなかったので、大学院には行かずに医学博士をとり、バイトに出て生活費を稼ぐこともできました。そこで、欧州やメリケンの専門雑誌に論文を掲載することができましたが、ようやく研究の世界の厳しさに気がついて、普通の皮膚科医を全うする決心がつきました。
結局、お医者さんになるには、そんな身構えなくても大丈夫よ〜! ということですが、カムカムエブリバディの伴虚無蔵の「日々黙って鍛錬せよ。そして来るべき機会に備えよ。」に限ると思います。やはり高校や予備校で同じ目的を持つ友人を持つことも大切です。今は国立大学にも地方枠や推薦制度もありますので、早めに学校の先生に相談して推薦枠ゲットもおすすめです。