肌はキズを受けるとそれを治そうとする力が活性化される自然の仕組みを持っています。人工的に微細な穴をつくることによってこの仕組みを利用するのが、ダーマペンという治療です。当院では最新のダーマペン4を導入しています。ペンの先端に16本の極細ステンレス針がついた機器で、お肌に微細な穴をあけ、回復を促す有効成分を導入します。患者様それぞれのお肌の状態や部位などによって施術に必要な回数は異なってきますが、一般的には半年以上効果が期待できます。

マッサージピールは今までのピーリングと異なり、肌の奥に作用してコラーゲンの生成を強力に促進することで肌のハリを出し、毛穴、くすみ、小じわなどを改善させていく治療です。肌を優しくマッサージしながら薬剤（PRX―T33）を塗布して浸透させていき、繊維芽細胞増殖因子を活性化させ強力にコラーゲンの生成を促します。2〜3週間おきに施術を繰り返し行い、肌質を改善していきます。

レーザーフェイシャルは、アレキサンドライトレーザー（波長755nm）を使用し顔全体の美白効果や毛穴の縮小効果を得ることができる施術です。アレキサンドライトレーザーはシミやくすみの原因になっているメラニン色素を破壊することによって美白効果をもたらし、毛包に反応することによって産毛がレーザーで飛ぶので化粧ノリがよくなります。また、毛穴を縮小させることで、ニキビの予防やきめ細かい肌状態に近づけます。

レーザーシャワーはロングパルスNd:YAGレーザー（波長1064nm）を使用し肌の引き締め効果や小ジワ、たるみの改善効果を得ることができる治療です。ロングパルスNd:YAGレーザーは表皮にダメージを与えず皮膚の内部（真皮）に熱を加えることができます。その結果、皮膚の内部にあるコラーゲンを作る細胞を活性化し肌のハリをよくし、小ジワや浅い層のたるみを改善させます。

ケミカルピーリングは、薬剤を塗布し古い角質を除去することで、肌の生まれ変わり（ターンオーバー）を正常化します。当院では、医師の指示のもとでピーリング剤を処方します。治療によって小ジワやシミなどを改善・予防する、毛穴の詰まりやニキビを改善するなどの効果が望めます。ピーリングは、定期的に行うことで代謝が促進されますので、お肌がみずみずしく保たれるようになり、また化粧のりなども改善されます。

肌には強力なバリア機能があって、異物や有害物とともに化粧水や美容液に含まれる有効成分もブロックしてしまいます。例えばビタミンCやプラセンタのような浸透性の低い成分はそのままではバリアに弾かれてしまいます。これをイオン化することでバリアを通過しやすくして肌の奥に浸透させるのがイオン導入です。化粧水や美容液をお肌に塗った場合の30～100倍の吸収率ともいわれるほど高い効果が見込まれています。これによって、様々なお肌の悩みを改善し、従来のみずみずしいお肌をとりもどすことが可能となります。

ロアキュタンはニキビ治療に有効とされる経口薬剤です。欧米では重症のニキビに対する承認薬となっており、特に米国では第一選択薬になっているほど効果が期待できる薬ですが、日本では残念ながら未承認薬として、医師の厳重な監督のもとに量を調整しながら保険外で処方されます。成分はイソトレチノインというビタミンA誘導体で、商品名としてはロアキュタンの他にもアキュテイン、イソトロインといった名前で知られています。皮脂の分泌を抑制し、またアクネ菌の働きも抑えることによって、抗炎症作用と抗菌作用を得られます。1日1回、16～24週を区切りとして毎日服用します。薬効には個人差がありますが、その効果は早いと4～12週程度で現れてきます。※妊娠中の方は使用できません。また、妊娠を希望する場合は内服終了後6ヶ月は期間をおいてください。（男女とも）