ダーマペン、POTENZA、デルマトロン、ペレヴェ
ダーマペン
肌に微細な穴を開けることにより、お肌の生まれ変わりを促進します。
ニキビ、ニキビ跡、毛穴の開きを改善します。
直後はひりひりし、数日から一週間ほど赤み、乾燥、腫れ、紫斑、薄いかさぶたがつきます。
当日から洗顔、入浴可能です(施術後24時間はお化粧をしないでください。)
施術30分程度前に、クリーム麻酔を行います。
通常はHyla active(ダーマペン施術専用の美容液:高濃度のヒアルロン酸を含んだ薬剤で、すべてのお肌のタイプに使用できます。)を用いながらダーマペンで皮膚に小さい穴をあけて美容液を浸透させます。Hyla activeに含まれるヒアルロン酸は保湿成分に優れており、肌のバリア機能を高め、肌の修復を促します。また、抗炎症作用を持つ亜鉛も配合されていますので、発赤や炎症も抑えてくれます。
副作用として、出血、細菌感染、かさぶた、炎症後の色素沈着、皮下出血、紫斑などがあります。肝斑の患者さんは、ダーマペンを行うと肝斑が悪化する可能性が高いです。
Uber peel:ダーマペンを指す深さを0.2mm〜0.5mm程度と浅くしてピール液を塗布します。主成分はマンデル酸(25%)、乳酸(5%)、レゾルシノール(5%)、ヒアルロン酸(5%)、ピルビン酸(2%)、コウジ酸(2%)、シチナールデヒド(0.1%)、フェルラ酸(0.1%)、アルブチン、銅ペプチド、ナイアシンアミドになります。PRX-Tピールほど痛くないです。皮膚のターンオーバーを正常化し、ダーマペンと美白成分や抗酸化作用をもつ成分などを含むウーバーピールを組み合わせることによって、ニキビ、ニキビ跡、肌の老化に伴うシミ、色素沈着、くすみ、日焼けによる皮膚損傷、アンチエージング、肌荒れ、小ジワ、肌質改善への相乗効果が期待できます。
ベルベットスキン:深さ0.2mm~0.5mmでダーマペンを施術した後に、高濃度のトリクロロ酢酸(TCA)、低濃度の過酸化水素、コウジ酸の3種類の主成分を含んだPRX-T(マッサージピール)を塗布することで、素早く真皮層まで有効成分を届けることができます。自然治癒力によって肌の再生をはかるダーマペンと、真皮での新しいコラーゲン生成を促すマッサージピールを組み合わせることによって、肌にハリを与え、毛穴の開きやくすみの改善、こじわの改善、美白、肌の弾力アップ、肌質改善への相乗効果が期待できます。副作用は、激しい疼痛、施術後の可否、落屑、炎症後色素沈着などです。
バンパイアフェイシャル:ダーマペン施術中に自己血から採取したPRP(多血小板血漿)を塗布することにより、よりお肌の再生能力を高める治療法です。瘢痕を伴う重症ざ瘡に有効とされています。当院ではPRP作成を採血(60ml)後、外部会社に委託しております。作成まで最低で2週間以上はかかりますが、おおよそ3回施術分のPRPが採取されます。
POTENZA(ポテンツァ)
ポテンツァ(POTENZA)』は、肝斑(かんぱん)をはじめ、小ジワや毛穴の開き、ニキビ痕など、さまざまな肌の悩みに対応する、最新の美肌治療器です。
マイクロニードルと呼ばれる微細な針を皮膚に指し、針先から高周波(RF:ラジオ波)を照射することで、加齢や紫外線の影響で衰えてしまった皮膚の再構築を促します。肌の内側から再生を図り、健やかな肌を取り戻します。
特に肝斑治療においては、従来の肝斑・シミ治療器とは異なり、メラニンに直接影響を与えないため、“レーザーによるシミの悪化”といったトラブルが起こるリスクが軽減されます。
POTENZAでは、それぞれのお悩みに応じて、チップ、ニードルを変え、ラジオ波の流れ方を変えます。肝斑では流すラジオ波も弱いためあまりよくわからないくらいですが、ニキビや毛穴の場合には痛いため施術前に麻酔が必要です。ニキビの治療では、原因となっている皮脂腺に直接アプローチし、酒さ、赤ら顔の治療では、原因となっている毛細血管に直接ラジオ派でアプローチするため、良い効果が期待できます。しかし、一回の治療で完治することは難しく、だいたい1ヶ月ごと、複数回の治療が必要です。
ドラッグデリバリーチッを用いると、最初にラジオ波の針で微細な穴をあけて、その後ラジオ波を流さないモードで薬剤を穴の中に浸透させる、ということができます。
これを用いてニキビ痕の治療や、お肌の若返りなどの治療ができます。
大きいニキビ、コメドが詰まっているニキビ、炎症を持っているニキビ、汗管腫なら、ワンニードルチップでひとつづつ細かく治療し、皮脂腺や汗腺を焼いていきます。
【ニキビ跡・瘢痕】
■来院目安: 4~6週おき
■回数目安:浅い瘢痕は3~5回、深い瘢痕は5~10回
【アクネ・汗管腫】
■来院目安: 4~6週おき
■回数目安:3~5回
【シワ・毛穴・リジュビネーション・タイトニング】
■来院目安: 4~6週おき
■回数目安:3回~
【肝斑】
■来院目安: 2週おき
■回数目安:5回~
【酒さ・赤ら顔】
■来院目安: 4~6週おき
■回数目安:3回~
【副作用・リスク】
感染、疼痛、色素沈着、毛嚢炎、紅斑
未承認医療機器について:当製品は未承認医療機器です。
入手経路:Jeisys Medical Inc.より、医師が個人輸入しております。
デルマトロン
デルマトロンは、色に反応するレーザー治療と異なり、中周波域の微弱電流を用いて皮膚表面を薄く焼き削り、新しい皮膚の再生を促す治療法です。表皮のみがターゲットで、基底層より下層には影響しないため、色素沈着を生じにくいのが大きなメリットです。
老人性のこまかい多発するようないぼや血管腫がよい適応になります。
また、Qスイッチレーザーに反応しにくい薄いシミにも効くことがあります。
施術時にはピリッとした電気が走ったような痛みがありますが、強くないため麻酔薬も不要な治療です。
施術後は、少し赤くなることがありますが、翌日には赤みがひくことがほとんどです。
施術箇所はかさぶたになり、10日前後でぽろっとはがれます。
色素沈着や瘢痕の心配がない治療ですが、施術後は直射日光があたらないように気を付けましょう。症状によっては何回かにわけて治療を提案しています。
当院では主に10分単位で何回かに分けて施術をおこなっております。
治療ができない方:心臓のペースメーカーを装着されている方、妊娠中の方は治療ができません。
※なお、受診当日の施術も可能ですが、症状の程度やご予約状況等により当日すぐに対応ができないこともございます。
数が多い場合には、何回かに分けて治療をご提案させて頂きます。ご了承ください。
Pelleve(ペレヴェ)
目元のハリ、たるみが気になる方へ!(レーザー、注入に抵抗のある方へ)
高周波ラジオ波(4.0MHz)を用いて、しわ・たるみを改善する最新の治療法で、軽〜中度の顔のしわの非侵襲治療法としてFDAで認可されています。効果には個人差がありますが、月に1回、1か月毎に3回の施術で6か月程度の治療効果が持続するとされています。当院ではサージトロンDUALを用いて目周りのみ治療を行っております。
【施術を受けられない方】
・ペースメーカーを装着されている方
・施術部位の皮膚に感覚神経障害をお持ちの方
・妊娠中の方
・自己免疫疾患をお持ちの方
・糖尿病
・単純ヘルペスなどの感染症が疑われる方
・アトピー性皮膚炎やじんましんなど、皮膚に赤みや炎症のある方
・過去に皮下に金の糸など埋め込み施術などをされている方
・ケロイド体質がある方
【施術の流れ】
1.施術部位にメイクをされている方は洗顔して頂きます。
2.アクセサリーを外して頂きます。
3.ベッドに横になり、ジェルを塗ります。
4.専用プローブを目の周りの皮膚に軽く押しあてながら10分程度施術していきます。
施術部位を冷却します。
【施術中の注意点】
患者様に温かさと熱さの確認をしながら施術を行います。正しく熱さを感じられないと、火傷や怪我の原因となる場合があります。施術中の熱さ加減などは、遠慮せずにお申し出ください。
【施術後の注意点】
施術部位周辺の局部的な範囲で、軽い不快感や2〜24時間以内に消える腫れや赤みが出る可能性があります。
施術後1か月間は炎症後色素沈着のためマッサージなどの刺激を避け、日焼け止めクリームなどで紫外線対策を行ってください。
施術後数時間以上赤みやひりひりなどの症状が改善しない場合には治療が必要な可能性がありますので速やかに受診して下さい。